東京の高級賃貸マンションの中から、価値の高いデザイナーズマンションをご紹介しています。
デザイナーズマンションの大まかな定義としては、建築デザイナーが自身のこだわりを反映させて設計したマンションのことを言います。その設計はまさに「作品」と呼ぶにふさわしく、住まいに個性が表れます。
では、デザイナーズマンションには具体的にどのようなものがあるでしょうか。
その一例をご紹介します。
The Mark MINAMI-AZABU
超高級住宅地、南麻布3丁目のデザイナーズマンション。大理石を使った豪華なパウダールームやバスルームは、まさにデザイナーズマンションと呼ぶにふさわしいもの。
低層建築が立ち並ぶエリアであり、落ち着いたゆとりのある暮らしが実現できる。
所在地 | 東京都港区南麻布3-11-9 |
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交通 | 東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩12分 |
建物概要 | 2008年8月竣工 鉄筋コンクリート 地上4階 |
設備概要 | 外国製システムキッチン(アイランドタイプ)、バスルーム3か所以上、トイレ3か所以上など |
HIROO 9-20
世界で活躍するトップデザイナー、トム・ジョンソンが設計したデザイナーズマンション。広尾に住んでいれば、知らない人はいないほど。
こだわりぬいた素材や高い天井、大きな窓、玄関や棚の一枚板など、いたるところにこだわりと高級感が配置されている。
所在地 | 東京都渋谷区広尾3-9-20 |
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交通 | JR恵比寿駅 徒歩15分 |
建物概要 | 2011年12月竣工 鉄筋コンクリート 地上3階地下1階 |
設備概要 | 防犯カメラ、 宅配BOX、 日勤管理 |
グリーンコア広尾
2003年グッドデザイン賞受賞。有栖川公園に隣接するという、好立地のデザイナーズマンション。重厚感と洗練された空気感を兼ね備えた外見は、街並みに馴染みながらも存在感を放っている。
2013年4月にはリノベーションが施され、共用部にいっそうのスタイリッシュさが付与された。
所在地 | 東京都港区南麻布5-16-13 |
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交通 | 東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩4分 都営大江戸線 六本木駅 徒歩17分 |
建物概要 | 2002年4月竣工 鉄筋コンクリート 地上6階 |
設備概要 | トランクルーム、 日勤管理 |
ガリシアレジデンス六本木
大通りから一本外れた、静かな環境にあるデザイナーズマンション。六本木駅まで徒歩5分という好立地と、シンプルモダンなデザインは見た目の満足感だけでなく使い勝手のよさも満たしてくれる。ペット可物件であることも見逃せない。
所在地 | 東京都港区西麻布1-3-23 |
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交通 | 東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩5分 |
建物概要 | 2014年10月竣工 鉄筋コンクリート 地上11階 |
設備概要 | 防犯カメラ、ディンプルキー、ダブルロック、モニターつきインターホン |
プライムアーバン麻布十番Ⅱ
麻布十番駅から徒歩わずか1分の好立地にあるデザイナーズマンション。南向きでオートロック、大型のクローゼットも備えた室内は申し分のない暮らしやすさ。
打ちっぱなしのコンクリートを活用した先鋭的なデザインが、エントランスから共用部分まで広く採用されている。
所在地 | 東京都港区麻布十番2-17-5 |
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交通 | 東京メトロ南北線 麻布十番駅 徒歩1分 |
建物概要 | 2006年6月竣工 鉄骨鉄筋コンクリート 地上10階地下1階 |
設備概要 | オートロック、ディンプルキー、宅配ロッカー、追い焚き機能つきのバスルーム |
レジデンス白金パークフロント
高級住宅地として人気のある、東京メトロ南北線白金高輪駅からわずか徒歩3分という立地のよさ。窓を大きく取る独特のデザインは、外観の美しさもさることながら、光の多い開放的な居住スペースづくりにも一役かっている。
マンションの前には公園も広がっており、部屋からは四季折々の景色を楽しむことができる。
公園に面した窓にはカーテンを設置することもできるため、プライバシー管理の問題もない。
所在地 | 東京都港区白金1-12-6 |
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交通 | 東京メトロ南北線 白金高輪駅 徒歩3分 |
建物概要 | 2008年2月竣工 鉄筋コンクリート 地上10階 |
設備概要 | オートロック、管理人、敷地内ごみ置き場完備 |
THE CONOE代官山
2016年のグッドデザイン賞受賞。代官山駅から徒歩1分というアクセスのよい場所に位置するデザイナーズマンション。外観、フロント、エレベーターホール、ラウンジといったマンションの細部にいたるまで、現代的な美、日本的な美の表現を追求したデザインとなっている。
共用部や外観はホテルを思わせる豪華さとゆとりのある空間をもつが、内装は白を基調としたシンプルなデザイン。24時間利用可能なコンシェルジュサービスも付属する。
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1-36-2 |
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交通 | 東急東横線 代官山駅 徒歩1分 |
建物概要 | 2016年2月竣工 鉄筋コンクリート 地上13階地下2階 |
設備概要 | コンシェルジュ、ラウンジ、オートロック、防犯カメラ |
神宮前シティタワー
2003年のグッドデザイン賞受賞。渋谷の中心地に近いデザイナーズマンション。
従来のマンションのように住民のプライバシーを隠すのではなく、マンションの前面にあえて巨大なガラススクリーンを設置することで、住民のインテリアへのこだわりを少し見せ、全体のデザインをつくるという独特なデザインになっている。
エントランスには大理石を使用しており、ラウンジも利用可能。
所在地 | 東京都渋谷区神宮前2-32-4 |
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交通 | 東京メトロ副都心線 明治神宮前駅 徒歩7分 |
建物概要 | 2002年2月竣工 鉄骨鉄筋コンクリート 地上12階 |
設備概要 | 宅配ボックス、モニターつきインターホン、ラウンジ |
ザ・晴海レジデンス
シンプルな黒と白のモノクロデザインが特徴的なデザイナーズマンション。
最寄りの勝どき駅からは少々遠いものの、川沿いに建っているため景観のよさは抜群。家にいながらにして花火大会を楽しむことができるほど。
20階建ての大型デザイナーズマンションなので、フロントサービスやラウンジ、オープンカフェといった共用設備、セキュリティも充実している。
所在地 | 東京都中央区晴海5-1-17 |
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交通 | 都営大江戸線 勝どき駅 徒歩8分 |
建物概要 | 2009年2月竣工 鉄骨鉄筋コンクリート 地上20階地下1階 |
設備概要 | オートロック、ゲストルーム、防犯カメラ、キッズルーム |
「暮らし」もデザインされている
デザイナーズマンションが優れているのは、何といってもそのデザイン性。斬新なコンセプトにもとづいたものや、歴史的な建築の再解釈、伝統とモダンさを併せたものなど、私たちの創造を超えたものが提供されます。そのこだわりが唯一無二のものだという点において、大きな価値が生まれます。
このデザイン性というのは、見た目のことのみを指すわけではありません。強度や品質はもちろんのこと、その機能性や暮らしやすさについても一般住宅より優れたものが多いのです。
デザインといっても、住まいの場合は「暮らしをデザインする」ところまでが含まれています。いかに過ごしやすく、健やかに暮らすことができるか、という問題を念頭においてつくられているものばかり。ですから、床の肌触りや視線の動きなど、細かいところまで検討して設計されているのです。
賃貸だからこそ「メンテナンス費」が不要
デザイナーズマンションは、メンテナンス費が一般的なマンションよりも高額になってしまったり、サイクルが早くなってしまったりする場合があります。つまりランニングコストが高くなってしまうデメリットがあるわけです。
しかし、賃貸の場合は、基本的には管理者側がメンテナンスをしないといけないため、この費用の部分のコストを抑えることができます。特にコンクリート打放しなど、劣化が速いようなものは、メンテナンス費不要というメリットを強く享受することができます。
安く「高級感」「オシャレ感」を味わうことができる
デザイナーズマンションの最大のメリットは、やはり「高級感」と「オシャレ感」を味わえることです。しかし、購入となると、どうしても割高になってしまう傾向が強いため、手が出せないというデメリットを持っているわけです。賃貸の場合は、購入するよりも安く住むことができるメリットを持っています。
生活スタイルや気分に合わせて住み替えることができる
一般的に賃貸のメリットと言えば、生活スタイルに合わせて住み替えることができるという点です。高級デザイナーズマンションの場合も同様のことが言えます。また、デザインにこだわりがある反面、違うデザインの物件に済みたくなってしまった、と言うような気分の変化にも、賃貸の方が対応しやすいと言えるでしょう。
昨今、多くの地域でデザイナーズマンションが賃貸としても提供されているため、住み替えのハードルが下がってきています。
流行り廃りが早い
デザインの特性上、どうしても時代ごとの流行りが出てきてしまいます。そして、この流れは思いのほか早いです。
今このときはよくても、1年後には時代遅れになってしまうことはザラにあります。また、奇抜過ぎると、飽きが早い場合もあり、これも同様のデメリットと言えるでしょう。
◇対処法は?
大きく2つの対処法があります。1つは、デザイン家具や家電を定期的に入れ替えて部屋をリフレッシュさせるという方法です。2つ目は、思い切って引っ越してしまう方法になります。前者は、好みの家具などを定期的に入れることで、ある程度、自分自身の好きなデザインにできるメリットがあり、後者は、その物件ならではのデザインを楽しむことができます。
住む期間が長くなれば対費用効果が悪くなる
上記で説明した通り、デザイナーズマンションには流行り廃りがあります。これは言わば「家の価値が時の流れと共に下がっている」と言うことができます。そうなってくると気になるのが、家賃です。
入居当初は1ヶ月20万円で、10年後も20万円だった場合、同様の価値があるかと言うと、そうではないでしょう。結果、長く住めば住むほど、家賃が一定の場合には損をしてしまうことになります。
◇対処法は?
対処法は2つです。1つは、管理者と値段交渉をして家賃を下げてもらうという方法です。2つ目は、こちらも賃貸という強みを活かして、新たな部屋を探して引っ越すという手になります。いずれも有効な対処法になるため、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
コンクリート打放しのように「見た目重視」になることが多い
シックで無機質さを演出することができるコンクリート打放しですが、保温性、保湿性、断熱性は非常に悪いというデメリットを持っています。夏はとにかく暑く、冬はとにかく寒いという状態を作り上げてしまうわけです。これに加えて結露も発生しやすいことで有名で、大きなデメリットになってしまいます。
◇対処法は?
物件選びをするときは、コンクリート打放しの物件は避けることです。これが一番確実で手っ取り早い対処法になります。とはいえ、やはりデザインとしては非常にオシャレなため、どうしても住みたいという場合もあるかと思います。
そんなときに有効な手段は「折り返し断熱」という方法です。それなりの施工が必要となることは理解をしておきたいところではありますが、断熱効果はより高めることができます。
高級賃貸マンションクラスになると、デザイナーズマンションとひとくちに言っても、そのテイストや空気感は大きく異なります。グレードの高いものだからこそ、好みの分かれるところでもあります。
デザイナーズマンションを選ぶ理由や、顧客の好みを汲み取って提案してくれる不動産会社でなくては、理想のマンション選びはできません。まずは、優秀な不動産会社を見つけることから物件探しを始めてみてはいかがでしょうか。